東台精機(4526)は5月6日に取締役会を開催し、2021年第1四半期の連結財務報告書を提出しました。 2021年第1四半期の純売上高は1,835,719千台湾元(以下同)で、前年同期と比べると74,617千台湾元(+ 4%)増加しました。
損益面では、2021年第1四半期は台湾元の為替相場高騰による為替差損、原材料費の高騰、海運コンテナの不足などの影響を受け、親会社に帰属する税引後純損失は76,424千台湾元となり、1株当たり0.30台湾元でした。なお、東台精機の定時株主総会は、2021年6月10日(木)に開催される予定です。
また、東台精機(4526)は5月10日に4月の連結売上高情報を発表しました。2021年4月の1ヶ月分連結売上高は802,071千台湾元で、前年同月比26.6%増となり、1月から4月までの累積連結売上高は2,647,428千台湾元で、昨年同時期と比べ10.7%増となりました。
東台グループ全体では、工作機械からの収益が84%、電子設備関係からの収益が16%を占めています。業界別では、自動車産業が収益の約36%、電子産業が約16%、航空宇宙産業が約6%を占めています。市場面パフォーマンスでは、台湾と中国が主要市場であり、約68%を占め、その他のアジアは約11%、ヨーロッパとアメリカの地域は18%を占めています。
国内、ヨーロッパ、東南アジアの顧客からの受注回復により、ここ数ヶ月の注文は大幅に増えました。自動車産業の明らかな回復に加えて、ホイール産業と加工産業も比較的成長しています。さらに、ヨーロッパの子会社も最近、ヨーロッパのある自動車メーカーからEV車部品加工用の機械を受注しています。中国の蘇州にある子会社東昱の受注の可視性も、今年の終わりまでに見えてきました。 2021年1月から4月までの累計受注は前年同期比77%増となり、そのため、4月末までの受注額も4,200,000千台湾元に達しました。
市場拡大面に関しては、中国子会社の蘇州東昱は、5月9日から11日まで合肥で開催される「中国中部国際機器設備製造博覧会」に参加します。立型マシニングセンタの「VP-8u」、「TMV-850AIIu」と費用対効果の高い横型CNC旋盤「TCS- 2000Lu」を展示します;さらに、同社は5月15日から17日までの河北で開催される「国際設備製造業博覧会」に参加する予定です。立型マシニングセンタの「TMV-1100Au」を展示し、ベストセラー・モデルを以て河北市場での拡大を目指します。